ジブリと日本人

日本を代表するスタジオ・ジブリの映画。

私も小さい頃から家族で
数えきれないくらい
ジブリ映画を観て育ってきた。

となりのトトロを見ると
自然って可愛くて
田舎って素敵だなぁと感じて。

もののけ姫を見て
人間は森を大切にしないと
いけないなぁと思ったり。

ナウシカを見ると
戦争で自然を破壊した人間を
残念だなと思ったり…

みんなで「自然は大事だから守ろう」って
思えるのがジブリの映画。

可愛いキャラクターが出てきて
素敵な音楽が印象的なジブリ映画。

でももしあなたも
そう思っているのだとしたら

ジブリの宮崎駿監督が
カンカンになって怒ると思う笑

「緑や自然にやさしい映画を作る
ジブリではありません」

彼はキッパリとそう言っている。

ジブリが伝えたかったのは
決して「自然を守ろう」という
メッセージではなかったらしい。

彼からすると
「守る」という言葉自体が
人間中心的な考えであるそうだ。

「自然は人間が簡単に理解したり
守ったりできるものではない」

そしてそれは
昔から地震や噴火、津波など

自然災害に翻弄されてきた日本人が
ずっと持っていた自然観で

宮崎監督はそういう
日本人の自然に対する捉え方を
映画を通して表現したかったそうだ。

「日本人は昔から
木や森に敬意を持ちながら

『我々は森の子孫』であり
『森には神様がいる』と考えきた。

日本人にとって本来の自然や森は
原点、故郷のような存在。

私たちは、自然から生まれ、
自然に生かされていて、自然に還ってゆく」

そう言われると確かに
ジブリ映画が日本から生まれた
理由もわかる気がする。

子供の頃はただ楽しく観ていたけれど
大人になるとその奥深さにきづいて

観るたびに毎回
新しい発見があるジブリ映画。

また今度観てみよっと😛

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